タブ譜の功罪

自分が初めてバンドを結成した時に接した譜面がタブ譜でした。それからというものタブ譜に頼りっきりで全く譜面と関わらずにジャズを弾いてきました。コード譜ならなんとか読めましたしポジションさえ分かっていれば何となく演奏できたんです。確かにタブ譜というものが存在していなかったらこんなに身近に音楽で遊ぶことはそもそも不可能でしたでしょうし、音楽の世界の敷居をとても低くしてくれたという点ではこれは効果の部分でしょう・・・。ただ効果の部分はそこまでで、そこから先に音楽を勉強しようとすると途端に譜面の前で躓くこととなりました。読めなかったのです。それにまず曲を書いても譜面に残せない、アレンジできない、他楽器の人に伝えられない・・・無い無いづくしです。やはり比較するとタブ譜は罪のほうが多いような・・・・なので多少無理をしても五線譜で音楽の勉強を始めたほうが、寄り道をしなくて済むと思います。