ゴダールの「はなればなれに」

有楽町にてジャン・リュック・ゴダール監督の「はなればなれに」を観てきました。

亡くなったのが去年(2022年)なんですね。意外と最近・・・

追悼映画祭ということでざっと年代を追って上映をしているようです。

 

ゴダール監督の映画に触れたのは初めてでした。

 

観終わった後の感想は「これはコメディだったのだろうか?」でした。

映画のパンフなどを読んでみると「悲喜劇」と書いてある。なるほどうまい表現を思いつくものだなあと感心してしまいました。

フランスの人ならばここで笑うのだろうか?などと考えながら観ていると意外と悲劇的なラストへ。

まあ、一応クライムストーリーなので悲劇で終わるのは納得するのですが、その結末に至る過程での笑うべきところなのかどうなのかよく分からないところが数々あって、もやっとした気持ちで映画を観終えました。

 

これがゴダール?でも1本しか観ていないんだから結論を出すのは早急すぎる。

 

しっかしまあ、切り取って各シーンを並べてみるとむっちゃカッコいいですね。

痺れます。

特にカフェで3人でダンスするとこ。冒頭のシーンで撃たれて死んだふりをするところ。ぼろいシムカのオープンカー、家に長い梯子をかけて盗みを働こうとするところなどなど・・・

ほんっとにカッコよかった。

 

もうちょっと有名な作品もちゃんと観ておこう・・・