写真は最後に先生達で演奏した「Up Jumped Spring」の写真です。
「バップライフ」という高橋浩明氏が代表を務めるサックス教室の発表会でサポートをしてきました。
高橋氏とは結構長い付き合いで、色々な機会を提供してくれるのでいつも感謝しています。
これだけ長くやっていると演奏する生徒さんにも色々な人生の側面が見えてきて、ホントに様々な生き方があるんだなあといつも感心してしまいます。
その中にかつて高橋氏に師事していたアルト吹きの少年(というか青年)がいて、今回ゲストということで講師演奏に混ざってTake The A trainを演奏しました。
プロの演奏家を目指しているかつての少年はおっさんの目にとても眩しくて、自分の未来への期待と不安が混じったかつての少年だったおっさんと同じ表情をおそらくしていました。
その表情を見ていてじゃあ、自分も頑張ろう!と熱く思えたかというと意外とそうでもなくて気持ちは冷えたままでした。
なんでかな?と考えてみると・・・
いま、おっさんとしてかつての少年のような輝きは当然取り戻すことは出来ないのですが、取り戻したいか?と言われるとそうでもないようです。
今の自分の状況に甘んじていると非難されるならば確かにその通りだというしかないんですが、自分が考えるにおそらく演奏するよりも大事なものをたくさん知ってしまったからなんじゃないかと思います。
そして知ってしまったことを一切悔やんでいないからなんではないかと思います。
ただ、その青年に未来につながるような仕事を持っていくことが出来ない自分が少々歯がゆくはあります。
でもおそらく彼はそんなことは期待していないでしょう。
自力で登ることしか考えていないはずです。
かつての少年もそうでした。
次回の発表会へは参加できないのですが、高橋さん、とにかく100回目指して頑張ってください。