やはり行っておくかー、と思いまして行ってきましたBlue Giant。
原作を貸してもらって一気読みして以来映像化が楽しみだった作品。
楽しみではあったけど一抹の不安が拭えなくて観にいくのに躊躇した作品。
原作ファンだとそういう思いを抱きますよね。でも大きな画面の大音響で観られるのはやはり魅力。
結果、やっぱり上原ひろみさんすげーなあーとか。
ピカピカの新しいジャズってこういうのをやるんだーー、とか。
玉田君、いきなりうまくなりすぎだろーーとか、色々思いました。
あと長い原作の東京編をうまくまとめていました。もっと見てみたいエピソードもたくさんあったけど・・・。
何しろ原作漫画は音が出てこないですからね。それをファンが納得する形で見事に具現化したのは凄いことだと思います。サントラがTokyo Hot 100でランクインしてましたからね。ジャズランキングならともかく他のポップスの猛者たちと肩を並べてヒットチャートに送り込むというのは、それこそここ何十年もなかった偉業なんでは無いかと思います。
残念なことは映像のクオリティーが今一つ。
Production IGとか京都アニメーションとかPolygonとか、あとは新海誠監督とかの映像を大画面で見てしまっているこちらにとってこのクオリティーはテレビの特番がせいぜいかな。
とくに演奏シーンになるといきなり出てくるCG映像のクオリティーの低さと従来の映像との段差も気になりました。
予算が無かったのかな?
あと演奏中の映像演出も賛否あると思うんですが、自分にはあまりカッコいいとは思えなかった。あまりに主体的だと感じました。
しかし見事に映像と一致しているシーンも多数見られたのは物凄いことだと思います。
とまあ、色々と思うところはまだまだたくさんあるんですが、ジャズの演奏をアニメーションで表現するという前代未聞の映像表現に果敢にチャレンジした製作者さんたちに拍手です。