集客について思うこと

ライブをやろうとする時に必ず頭を悩ますのが集客のこと。

これがあるから面倒くさくてあまりライブをやらなくなり、ますます客が集まらなくなるという悪循環です。

 

昔、ちと若かったころは客の為に演奏してんじゃねーんだよ!とかって言って粋がって集客を見下していましたが、聴衆あっての演奏という当たり前の事実を突きつけられるに及んでしおしおとその看板を下げました。

 

確かにその考えは一利あって、ひたすら聴衆の為に聴衆向けの演奏をしているバンドなんて自分は見たくないし、それに聴衆の為と口では言いつつも結局自己中心的な演奏している例をたくさん観てきました。

 

何事もバランスですね。昔の自分だったらバランスとか聞いた瞬間に頭の中で否定したでしょうが、今は無い。全然無い。

お願いはしないけどどうか気に入ってくれるととても有難いですーって、なんだかバランスの取れていない思考をしています。

 

ウィーンフィルは支持母体を持っていないそうで、すべて自主活動で独立を保っているそうです。つまり団員全員で集客をする。

まあそれも経済的な保障のあるウィーン国立歌劇場のメンバーだからこそ出来ることではあるんですが・・・・

 

本当は演奏と集客を別の人が出来ればベストなんですよね。

ただ、そういった専門職を自分で雇ったところでしっかりとした見返りを渡せるほどの集客率がバンドに無ければ無理。

 

とにかく前回のライブは大赤字だったので今月は辛いです。