Riverman Folk Song Suite (川人間民謡組曲)という曲です。
バルトークさんが行った民謡採取のような世界がとても好きで、架空のフォークソングを3曲書いて組曲としました。
バルトークさんが付けた洗練されたハーモニーではなくもっと泥臭い世界を目指したつもりなのですが、これはこれで難しくてなかなか地生えのフォークソングのような曲は書けませんでした。
もともと1番の最初の動機はずいぶん長い間なんとなく弾いてきたメロディーで、おそらく何処かで誰かの曲を聴いてそれがずっと記憶に残っていたのではないかと思われます。
今回、ならばその動機を完成させてしまおう!と思い立って最初に1番だけ完成させましたが短い!
で、更にならばあと2曲書いて架空のフォークソング組曲にしてしまえ!と思い立ってかなり短時間で完成させました。
なんとか・・・・Folk Songというタイトルは決まっていたんですが、なんとか・・・の所に入る単語がなかなか出てこなくて、最初はRiverionという造語を当ててみたりしたんですが(Rivermanを固有名詞っぽくしてみた)どうもハッキリしないのがいやで結局、もとの発想の川人間(Riverman)に落ち着きました。毎朝、川沿いをウォーキングしているので、あ、おれって川人間だなって思いついた次第です。
この曲を聴いてくれた人たちが果たして地生えの民謡だと思ってくれるかどうかはもう自分には分かりません。
ただ、かなりやり切った感のある良い仕事をすることが出来ました。
1番、舟漕ぎの曲
2番、集団舞曲
3番、祭りの曲