トラについて

はい。当然、絶滅危惧種のベンガル虎ではなくトラのことです。

音楽業界で言うところのエキストラ。

メンバーが足りない時にヘルプで演奏する人のことをトラと呼びます。エキストラの略です。

 

トラ(’ト’にアクセント)なのかトラ(’ラ’にアクセント)なのかというアクセント問題も孕みつつ、トラに関しての功罪について自分なりの考えを書いてみます。

 

ただし、今回はあくまでもアマチュアオケなどに招かれた場合を想定して書いています。プロフェッショナルのトラとなると話がかなり違ってくると思うので・・・

(そもそもプロフェッショナルにトラがいるのか?)

 

まずは「功」の方から

 

かく言う自分もトラとしての活動でいくばくかの収入を得ている音楽家の一人です。

やはり演奏家として弾いてくれと声をかけられることはとてもとても嬉しいことですし、頼りにされている実感を持つことが出来るので音楽家としての自信にも繋がります。

 

トラを依頼する側にしても普段のリハは仕方無いとして、やはり本番は豪華にいきたい。例えばコントラバス4本とか。

 

特に低音楽器関係は演奏人口が少ないこともあって、しばしばメロディーなどを担当する楽器などと比較するとトラとして声をかけられることがやはり多いです。

 

つまり結論から言えばウィンウィンってやつですね。

双方ともに良いことがある。

 

次に「罪」の方。

 

こちらの方はおそらくかなり自分の主観的な見方になると思うのですが・・・

 

理想論にはなりますが、アマチュアといえどオーケストラやブラスバンドなどの大所帯でも全員正団員という状態が望ましい訳です。最初から本番まで全員、不動のメンバーでリハをこなせること。(理想という言葉も出来れば使いたくないですけど・・・それが普通になってほしい)

 

トラという存在は当然、正団員と違い最初のリハからは参加しません。

大体本番から数えて2~3回前のリハからの参加になります。

 

そうなるとトラの入った段階でそこからまたスタートラインに戻ることになる。

戻る、という言い方に異論があるのは分かりますが自分はそう思います。

 

「罪」の方はこんな感じです。

 

でもトラを入れないとなると譜面の完璧な再現が出来ない・・・

トラとしての演奏が無くなると収入に響く・・・・

全員正団員なんて絶対集まらない・・・

大体そもそもリハーサルに最初から全員集まるわけがない・・・

 

わかるわかる!!!

 

かく言う自分も収入の面からはトラの制度はずっと残っていて欲しい!

でも音楽的な視点からするとスタートから不動メンバーでがっちりリハをやって欲しい!!

 

揺れるベース弾き心です。