先週、卒業した音大の公開講座に行ってきました。
久しぶり(10年ぶりくらい)に母校に行ったら校舎が1つ無くなったような・・・
中庭が無くなったような・・・全体的に少し規模が縮小したような気がして不思議。
音中、音高と幅広い年齢層が在籍しているこの音大、日曜日なのに結構若い子たちが学校に来ていました。
福田洋介さんという吹奏楽の大家の方の作曲講義で10数名の方が受講にいらしていまして、こんなニッチな(すみません!)講義にこんな人数が集まるあたりさすが福田先生といった風情でした。
一回の受講は3000円程度。負担なく行ける金額で助かります。
「天の剣」という金管五重奏の曲のスコアを配って頂いただきました。
しかもその譜面の拡大版である吹奏楽バージョンや、最近出版されるようになったフレックス譜なども一緒についてきて、いや、これだけでもう一万円の価値があるでしょ!テンション上がりました。
もともと吹奏楽部からの依頼だったらしいのですが、曲のイメージが陰陽師だったらしく原作も映画も見たことないのでかなりとまどったようです。
講義の内容は「天の剣」の三日月のイメージからの動機の展開とか、古典舞踊のリズムの使用とか、金管楽器が一番輝く音程の話とか・・・
あと印象深かったのが曲中のコールアンドレスポンス(合いの手)の一方をオープン、一方をミュートしてそれを「音の影」と表現するあたり。
痺れました。
福田洋介先生は作曲編曲全てを独学で行ったそうで、大したものです。
来月、また講座の続きがあるのでまた行ってきます。
楽しみ。
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