コントラバスの構え方(立って弾く場合)

自分は演奏の時、椅子を使用しているので立って弾くことはあまりないのですが、会場やステージが狭い場合やむなく立って弾くこともあります。その自分なりのやり方を書いておきます。あくまでも自己流ですが・・・

まず、地面と垂直になるように楽器を構えます。その際ピッチの正確さを保つために左手の運びも地面と水平になるように動かします。自分は右利きなので左足の付け根にコントラバスの肩の部分を添わせます。

そして、左足のつま先で楽器の裏板を支えます。これによって左足の付け根と左足のつま先の2点で楽器を支えることとなります。

更に少し楽器を自分側に引き寄せると両手を離しても楽器は倒れません。

地面と垂直に固定された楽器に体のほうを傾けて右手を添えます。この際、大事なのは楽器を自分の側に引き寄せないこと。できるかぎり楽器と地面は垂直を保つこと。

この構え方ならピチカートの際、右手で楽器を支えていないので弓を使用しても大丈夫。

この楽器を構える際大事なのは、なるべく楽器本体に体を触れさせないこと、鳴りと振動を止めないこと、左手のシフトを水平にすること、両方の手で楽器を支えないこと、です。