教わることと教えること

実際、かくいう自分も音楽を教わりつつ教えているわけですが、どちらもなかなか難しいものであるなあ・・・と最近つくづく思います。一見、教わることのほうが受け身であるわけだし楽なように感じますが、初心者のうちはそれで良くても技術がだんだん向上していくとなかなかそうはいかなくなっていきます。まずは目覚めた自己に悩むようになります。先生を疑うわけではないんですが、果たして先生の言っていることを一から十まで全て信じてしまって良いのだろうか?先生が良いといえば良い。悪いといえば悪い。果たしてそこに自分という存在はあるのだろうか?教わるというのはそういうものだと言われれば確かにそうなんですが、いつかは慣れ親しんだ先生から離れなくてはいけない時が来るんではないか?と思います。逆に教えることのほうが楽な時もあります。自分に疑いを持たなければ。とはいっても自分を疑わない人なんていないと思いますのでこれはこれでなかなかな悩みです。たぶん人に教えを垂れるなんて一万年くらい早いんだろうなと思いつつ生活のためにはやむ負えない・・・。まあこんな自分でも教わりに来てくれる人も中にはいるし、確実に言えることは少なくとも生徒さん達よりは技術も経験もあるということです。教わることも教えることも両方、頑張ります!